この記事はTwitterに投稿した愚痴のリライトです。
@tos これは今回の水着スキン実装にまつわる、ゼノンザード運営くんに対する1コンコードとしての汚いお気持ち https://t.co/6d0bOMLrvx
— べーる (@mdr_vert) 2020年6月12日
このゲームは人気キャラと不人気キャラの格差が露骨に透けて見える。
最初に1人相棒を選ぶ、ということは、非常に大きな意味を持つ。と思う。
初めて触るゲームに胸をときめかせながら、ほんのちょっぴり緊張しながら、その世界観をゆっくり噛み砕いていく。
RPGの場合、大抵すぐに「最初の仲間」の存在に気づく。あるいは、私たちは誰を最初の相棒にするか選ぶことができる。
3つ並んだモンスターボールの中から、どれか1匹選んでいい、と言われる。悩んで悩んで選んだ1匹はきっと、殿堂入りのその瞬間も私の隣にいて、共に戦ってきた絆を、信頼を、喜びを噛み締めることができる。その瞬間が好きだった。
最初に選んだ学級は何周し何度フォドラが統一されたところで最後まで先生にとって思い出深いものになるし、
最初に無人島にいた住民はなんやかんや引っ越しさせたくなくなることも多い。
相棒ってそういうものだ。ワンマンプレイが基本のゲームではなおさら大切で愛おしいのだ。
だからカードゲームでそんな体験ができるだなんて僕は夢にも思わなかったし、ランバーンがいたからゼノンザードを続けて、ようやくレジェンドクラスに上がることができたのである。
そういうプレイの仕方を、許してくれるゲームだと思っていた。
結局のところ、これはゼノンザード運営に対する不遇キャラの扱いについての愚痴を並べただけの記事である。
ブログに上げていたランクマ日記とかからお察しいただけるであろうが、私はカードゲーム云々というよりはキャラクターに引かれてゼノンザードを始めた方のユーザーである。
TCG経験は遊戯王だけだったし、それも数年前に完全についていけなくなって引退した。1人で戦う力を失った私にとってゼノンザードは本当にうってつけの、神の啓示の如きゲームだった。
ランバーンに惚れたきっかけは言わずもがなCVだったけれど、シナリオを進めたり試合を重ねていくにつれてキャラクターそのものが心底好きになった。 TLでも強火なコンコードである。
ゼノンザードは、それまでカードゲームをメインジャンルとしていたヘビーユーザーにも、今までカードゲームをしたことのないようなライトユーザーにも優しい設計のゲームだ。まずありがたかったのはリアルタイムの対人戦ではなく、ユーザーが作ったデッキを握る「AI」とバトルすること。これをガチ勢の方々がどう思っているのかはわからないが、初心者ユーザーから言わせると大変にありがたい。アドバイスしてくれるのも本当に助かる。そうやって自分も上手くなっていくことに達成感があるし、新弾が出たところでバディAIの方が飲み込みが早いため 回し方のお手本を見せてくれるからだ。
何より、冒頭で述べたような「相棒」システムが、自分にとっては最高に良かった。
シンクロ率が上がるたびに仕草が変わり、台詞が増え、スキンを変えることもでき、使うデッキによって性格まで変わる。最高だ。最高すぎる。このシステムを考えた人に金一封包みたい。
バディは全部で16体! キャラクター全員に固有のテーマ曲まである。私が始めた頃には既に正月スキンが販売されていたけれど、どれも非常に凝っていて素敵だ。なんて福利厚生の行き届いたジャンルなんだ。
ゼノンザードは「キャラ推し」という遊び方を許してくれたコンテンツだと思ったし、おかげでカードゲームというほとんど縁のない世界に飛び込むきっかけをくれたし、実際に楽しいんだって知ることができた。
でも、それなら。そういう遊び方を提示してくれるのであれば。
最後まで責任持って、バディAIたちに平等に出番をくれよ。
そう思ってしまった。
別に、キャラクターの人気格差が出ることに文句があるわけじゃない。というか、それは当然のことだと思っている。
だってカードゲームアプリのメインターゲットなんて男性だろうし、実際ユーザーは男性がほとんどだと思う。
ランクマッチをやれば当然当たるバディAIには差がある。一時期ののっちとメディーラとシャーロットとレヴィルにしか当たらなかったし。
当然のことである。実際女の子AI私もめちゃくちゃ好き。
人気キャラクターのグッズの方が多いというのも、仕方のないことだと理解している。
ソシャゲは金だ。儲けなければコンテンツが維持できない。契約数が微妙なバディAIよりも、女の子たちのスリーブやらスキンやら実装してお金をかき集めることは、経営的には理に適っている。
それでも16人作ったじゃないか。いろんなタイプを考えて、人外も取り揃えて、専用BGMも作ってくれたじゃないか。
私がゼノザくんに課金するようになったのは正月スキンが入手できなくなった後なんだけど、クリスマススキンと正月スキン見てめちゃくちゃ感動したんだぞ。ああ、全員が対等で、推してる側のことを考えてくれている!って思った。
今は違う。というか、やっぱキャラ推し勢は金出さないって思われてしまったのだろうか。
稼げるキャラクターのほうがグッズ多くなるのは理解できる。それは当然のことだと思う。
でもこれあんまりじゃない? 格差どころの数の差じゃない。
バレンタインスリーブ、めちゃくちゃ可愛かった。女の子AIたちの描き下ろし見て凄くテンション上がった。
ホワイトデーも当然男性コードマンが来ると思っていた。 TLのコンコードたちと 誰がどんなこと言うのか、衣装はどうなってしまうのか、ホワイトデー配布のミニオンはどんな感じなのか、ザイレンだったらウケるよね、みたいな、とにかくすごい楽しみにしていた。
結論から言うとホワイトデーのホの字もなかった。バレンタインでチョコあげたりもらったりしたからまだ良かったけれど、あ、一言も言及ないんだな、くらいには思った。
でもまあメインユーザーは男性だし、ホワイトデーなんてバレンタインほど大事じゃないし、こればっかりは仕方ない。そう思っていた。
タイミングこの辺だったと思うんだけど、ウエハースのおまけカードには女の子コードマンしかいなかった。
第2弾についての続報は一切ない。
次、SAOコラボスキンが発表された。ただし、全員じゃなかった。
UR-Dとピモタくんとワンダくんがいない。正直目を疑った。えっ、わざと人外の造形しておいてハブるの?? となってしまった。
蓋を開けてみればわかるがこのSAOスキンは男性コードマン・女性コードマンそれぞれで共通だったから、単純に「3体専用のものを作るにはコストがかかりすぎる」ということなのだと思う。流用できないから。
でも……なんていうか……それを覚悟でその3人を作ったんじゃないのか……?
みんなのコラボスキンの似合わなさも相まって(暴言)、その3体のコンコードの方々のことを考えると全然嬉しくなくなってしまった。
そしてここで、「この運営はキャラハブについて特に何も思っていないんだ」ということを、薄々察してしまう。
E環境のパック封入特典の色変えスキン。
露骨に低使用率コードマンのスキンがハブられた。
えっ嘘、色変えすら駄目なの?? しかもスキン買い切りではなくランダム封入なのに?? 人選はランクマで見かけるコードマンばかり。わかっちゃいるけど超キツい。
しかも前弾のDパック色変えスキンは全員分あったので、恐らくこれは意図されてこうなった。そして人選的に、「次回以降のパックではこれ以外のコードマンの色変えスキンですよ」とは絶対になりそうにない。
もう諦めの境地に達してきたので黙っているしかなかったのだけど、数として露骨に贔屓目が出ている。当然だろう。恐らく経営的には、このスキンが実装されたコードマンたちのコンコードではないユーザーは、ほとんど必要ないと思われている。
そりゃあそうだ。仕方ない。だって数字を出していないから。
いくら私が最初に好きになり、右も左も分からない頃から必死に二人三脚でランクマを走って、なんとかレジェンド帯に上がって、バディAIに白星をあげたいから徹夜でデッキを考えて、相棒を必死にTwitterで布教したところで、使用率が上がるわけじゃない。当然、もう販売が終わってしまったスキンの売り上げが伸びることもない。
ジューンブライドは予想通り女の子AIにしかこなかった。少し意外だったのが、「女の子AI全員」ではなかったこと。
えっ、どうしてだろう、と考えてみて、結婚適齢期に見えない(?)子の衣装がなさそうなのかな、とも思った。
でもせっかくのウエディングなんだから、女の子みんなにドレス着せてあげればいいのに、と思った。もう男性コードマンには期待していなかったから、仲間内のフォロワーと一緒に ああでもないこうでもない、といろんな衣装の話をして気を紛らわせた。
そんな中で「Fパック」に水着スキン付属のお知らせがあった。
ああ、どうせ今回も駄目なんだろうな、下手したら女の子だけかもな、と思っていた。
それでもアニメの4話を見て、そして突然販売されたUR-Dとピモタくんとワンダくんの めっっっっっっっちゃ可愛いスリーブを見て、ひょっとしたらワンチャンあるかも、と希望が見えた。
だって、4話のクロードとランバーンの描き方は尋常じゃないほどクオリティが高かったし、しっかりカードゲームもしていたし、Twitterでもかなり評判がいい。スリーブだって、今まで不遇だと思っていた子たちの書き下ろしが突然ポンとお出しされたわけだからそりゃあビビる。
色変えスキンじゃなくて季節スキンだし、水着なんて完全に集金用(?)だし、全員分あるかもしれない。
めちゃくちゃ元気になって、生放送が始まるまで、またTLのコンコードたちと推しコードマンの水着について話していた。
結論から言うと水着は全員分ではなかった。
当然のことながらランバーンの水着はなかった。
私が期待しすぎたといえばそれまでである。勝手に勘違いして勝手に思い込んで勝手に喜んでいただけなのである。でもやっぱ………「もしかしたら」って、思っちゃうじゃん……。
女の子も全員じゃなかった。なんかもう、何がしたいんだろう? と思ってしまう。
でも水着もらった子たちには当然 スキン皆勤賞の子たちもいっぱいいて、そして彼ら・彼女らの方が契約しているコンコードの総数は多いので当然喜びの声も大きい。
なによりも、自分の相棒が運営から「稼げない子」「要らない子」扱いされている事実を目の当たりにして、シンプルに悲しい。元気が出ない。
水着を着せてあげたかった。柄じゃないかもしれないけれど、君がいろんな服を着てくれればバディの私は嬉しいんだよ。
他のコードマンたちを羨ましいと思ってしまう自分が情けない。
本当に嫌なのが、今後ランクマッチで水着を着たコードマンたちに当たったときに、ああ、って自分が思ってしまいそうであること。これは本当に本当に嫌だ。コードマンたちに罪はないのに、無意識に僻んでしまう自分が嫌だ。
そして水着実装されるコンコードたちに水を差してしまうことが堪らなく申し訳ない。というわけであんまりTwitterを開く気にもならないし、明日のザナクロン戦は全然やる気が起きない。
今回水着スキンが実装されたコードマンたちのコンコードは、素直にめちゃくちゃ喜んでほしい。ちょっぴり、「でも毎回スキンない子いなくね?」と思ってもらえれば、そのことに気付いてちょっと哀れんでくれれば十分だ。
スキンの売り方にもすごい文句があるけど話題が逸れるのでここでは置いておく。ただただコンコードの元に相棒の水着がいくことを願うことしかできない。買い切りにしてくれよ……
運営がどうしたいのか、私にはもうよくわからない。
そして、こういうことを考えていると、「これだから女性ユーザーは」「これだからキャラ推し勢は」みたいなことを思われてしまうのではないかと心底不安になってしまう。
うーーーーーーーーん、もう顧客像から外れちゃったのかな……いや続けるが………。
総括するとやっぱり「ランバーンの水着をよこせ」になってしまうんだけど、
こんなに、こんなにも格差をつけるのであれば、最初から相棒として実装して欲しくなかった。
ランバーンに出会わなければよかった。
そんなことをぼんやり考えては、情けなくて再びTwitterを閉じるのだ。
私が今言いたいことはひとつ。
全コードマンに平等な出番をください。
貴方がたが「稼げない」と思っているコードマンたちにも、彼らのことを大切に思うコンコードがいることをどうか忘れないでください。
コードマンとのそういう絆を推奨してくれるゲームであるのならば。
どうか全てのコードマンとコンコードが格差なく本気で楽しめますように。